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DATE: CATEGORY:事件
長い沈黙が法廷を包んだ。

「けんか」と、その男は一貫していた。
現場を見ていない人たちには、鬼畜のように思われるだろうが、と。

数々の暴行を全て「けんか」というその男に弁護士が問うた。
「被害者に対する謝罪の言葉はありませんか?」と。

黙っていた男が
自分の行動、思っていることが、その形だと告げた。

お互いに、もっと、ちゃんとやっておけば良かったと思っていると。

更に迫る弁護士に言った。

「謝罪が全うなのか?」と。
「謝罪とは、ヒトに強制されてするものなのか?」と。

被害者が求めるものは、「謝罪」である。

未だ、加害者から謝罪されたという被害当事者に出会ったことはない。

彼らは、心底思っているのだろう。

いったい、ぼくちゃんが、なにをしたっていうのだ?」と。
ちょっと、こづいただけ、と言った男もいた。

お互い様だと思っている、その都合のよい思考回路は、どこからくるのだろうか?

刑事事件で証言した医師によると
「暴行はかなり強烈だったと推測。窒息状態に陥った結果、毛細血管が破裂して起ったものと考えられる。5分、10分ある程度の時間、相当な力で首を絞められた事が原因と考えられ死に至らしめる可能性があったと推測される」というほどの暴行。

被害者は、後ろに人が立つだけで恐怖を感じる日々を送っている。

刑事事件では、医師として社会的な貢献をしてきたことを評価し、軽い判決をくだした。

あぁ、いつかのシンポジウムで聞いた「医師」だからと減軽されたという事件は、コレだったのかもしれない、と、思い出した。

医師だからこそ、生命の重みを深く感じなければならないのではないかと思う。
罪が重くなりこそすれ、減軽される理由にはなりえない。


未だ、DVに関する理解が浅いことも思い知った。
被害者は、DVのことなんて知らなかったから...と、悔やむ。

相手方弁護士は、恐ろしいほど、DVに関して無知だった。
「自分だったら、考えられない」を連発し、「勉強不足」と指摘されていた。

自分の考えを、長々と唱えていた。
「自分だったら、普通だったら、考えられないようなモノの弁護をアナタは、しているのですよ」
そして、その弁護士は、加害者である医師を「先生」と呼んでいた。

私たちは、耳を疑った。

お粗末な司法の現場である。

DV事案に関しては、刑事・民事ともに「DV専門法廷」を設けて欲しいと、また、思った。

いつも、いつも思う。
こんな司法じゃ、アテにできないと。

あらん限りの勇気を振絞って司法の場に立つ被害当事者は、ココで、また、二次被害に遭い、失望してゆくことになるのだ。

「世の中に対する信頼感」を根こそぎ奪われかねない。

エコ贔屓してくれと云うのではない。
理解して欲しい。
最低限の知識は、身につけて欲しい。

DV防止法は、職務関係者への啓発を課しているというのに。
10年以上のときが経っても、未だ果たせていない。

で、今日の裁判。
「離婚理由」を問われた男。
そんなプライベートなことを答えなければならないのか、と、問う。

流石に、裁判官「離婚裁判ですから」と。
前半は、何を考えているのかなぁと思っていた裁判官だったが...
きっと、呆れてくれたことだと思う。
いや、呆れてくれていて欲しい。

破綻の責任はわからないから、弁護士に託したと。

お互いに喧嘩もあったが、じっくり話し合いをもてれば良かったのだと。

裁判官が問う「両方の責任かな?」っていうことか?と。

割合は、難しい。
自分も悪いが、相手にも変って欲しかった。

いやいや、ホンマ、お目出度い思考回路ですわ。




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